基本理念

日本聖書神学校は福音主義キリスト教の立場に立ち、主の教会の委託を受けて、聖書に基づき、深い信仰と、誠実かつ熱心な神学研鑽、歴史的現実への洞察と他者に共感できる感性を兼ね備えた、福音宣教への召命に応えようとする伝道者を養成することを目的としています。

ミッションステートメント

本学の基本理念「日本聖書神学校は福音主義キリスト教の立場に立ち、主の教会の委託を受けて、聖書に基づき、深い信仰と、誠実かつ熱心な神学研鑽、歴史的洞察と他者に共感できる感性を兼ね備えた、福音宣教への召命に応えようとする伝道者を養成することを目的としています。」を現在の日本の社会で実現するために、神学教育の三本柱を以下のように据えます。

1「聖書に聞き、謙虚に学び続ける伝道者」を養成すること
2「祈って道を切り開いてゆく伝道者」を養成すること         
3「隣人との出会いに開かれ社会に向き合う伝道者」を養成すること  

1「聖書に聞き、学び続ける伝道者」養成のために・・・
伝道者には常に聖書に聞き、また解釈の妥当性を問い続ける謙虚な姿勢が必要です。神学校では学びの中で、多方面で自己相対化を経験する機会を設け、学ぶことの継続の習慣を大切にします。

2「祈って道を切り開いてゆく伝道者」養成のために・・・
伝道者には思いや努力が直ぐには結実しないときに、疲れ果てずに担い続けることのできる資質が必要です。時間的、体力的制約の中で学ぶ夜学の経験は、祈りによって道を示され、支えられる訓練の場です。社会全体の縮小や大都市圏への資本の集中が進む中、社会のひずみのしわ寄せを受ける地域における牧会への備えとして、神学校では建学の精神としての「働きながら夜学ぶ」伝統を大切にします。

3「隣人との出会いに開かれ社会に向き合う伝道者」養成のために・・・
戦後の荒廃の中、痛む人、痛む社会の変革のために生み出されてきたというルーツを神学校は持っています。神学生が具体的な人や場所との出会いを通して社会に向き合い、主の平和によって与えられるいのちの尊厳を守るという基本的な福音の使信に立たされ、内的な召命観が、神学生一人ひとりの固有の使命となる経験を神学校は大切にします。